日本テレビ系列で2011年4月23日土曜日21:00～放送された岡田将生さん主演のテレビドラマ「ヤングブラックジャック」。彼の医学生時代にスポットを当て、「なぜブラック・ジャックは無免許医になったのか」をオリジナル・ストーリーで意欲的に描くスペシャルドラマ。
玄関ホールとパーティシーンへの美術協力のご依頼いただきました。白を基調にした品格の高い華やかなイメージの玄関ホールとパーティシーンでの白と赤が基調のテーブルセッティングをご希望でした。 アイボリーやシャイニーピンクを使用した比較的おおぶりな装花を製作いたしました。パーティシーンでは、メインテーブルから小さな装花やキャンドル、オブジェ、フェイクのスウィーツに至るまで製作させていただきました。
ドラマ「ヤングブラックジャック」で実際に使われたアイテム
天使の像
玄関ホール
パーティーのメイン装花
テーブル装花
このドラマの裏設定は、この豪邸に住むお母様がとてもお花が好きで、その日の気分や雰囲気によって家中をお花で飾っているという設定だということを現場に行って聞きました。
そういう裏設定もあり、年配の花に熟練した女性が豪邸を飾るという洗練されたセンスと、生花であるというリアルさの両方が鍵となりました。
本当は階段下の大きな花１個のはずだったのですが、監督さんの意向により、いろんなところに監督さんのイメージを美術さんが聞き、それを私が別部屋で製作するという作業が本番中ひたすら続きました。 ２日間で３００～４００本ほど、太い茎をニッパーでカットしたのでまめができ、つぶれて血がにじみながらの作業でした。
今回の美術協力は、ウェディングシーンとは関係ない部分で初めての試み。ドラマで映るのは一瞬だと思いますが、数々の装飾を製作させていただきとても充実した時間となりました。
ヤングブラックジャック公式サイト